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資産運用

ファミリーオフィス

当行のマルチ・ファミリーオフィス

ファミリーオフィスとは、超富裕層のお客様とそのご家族にサービスを提供する、民間の資産運用アドバイザリー会社です。ファミリーオフィスは、こうしたご家族の資産を複数世代にわたり運用・保全・成長させるため、包括的なサービスとソリューションを提供いたします。ファミリーオフィスの主たる目的は、ご家族の金融面および非金融面の事項の管理を一元化・調整するとともに、ご家族固有のニーズ、ご要望および長期的な目標に対応することにあります。

ファミリーオフィスには、主に二つの種類があります。

  1. シングル・ファミリー・オフィス(SFO):SFOは、単一の富裕層ファミリーのニーズに対応することを目的としています。通常、当該ファミリー自身により設立・出資され、そのファミリー固有の要件に合わせて構成されます。
  2. マルチ・ファミリー・オフィス(MFO):MFOは複数の家族にサービスを提供し、資産運用サービスの共通基盤を備えています。規模の経済と資源の共有により、個々のお客様に合わせたサービスを提供しつつ、よりコスト効率に優れる場合があります。

当行のファミリーオフィスが提供するサービスは、大きく次の分野に分けられます。

  1. 金融・投資運用: ファミリーオフィスは、ご家族の投資ポートフォリオを運用します。ポートフォリオには、株式、債券、投資信託、不動産、プライベート・エクイティ、オルタナティブ投資など、多様な資産が含まれます。ご家族のリスク許容度、財務目標および投資期間に基づき、投資戦略を策定し、実行します。
  2. 税務計画および助言:ファミリーオフィスは、ご家族が税務戦略を最適化し、納税負担を抑え、複数の法域にわたる税制を確実に遵守できるよう支援します。
  3. 遺産・信託の計画: 家族の意向に沿って資産の承継と保全を円滑に行うため、信託、遺言および遺産計画を設定・管理するとともに、税務上の影響や潜在的な法的問題にも対処します。
  4. リスク管理および保険: ファミリーオフィスは、ご家族の資産に関わる各種リスクを評価・管理し、資産を守るために適切な保険商品について助言を行います。
  5. フィランソロピーとインパクト投資:ご家族がフィランソロピー戦略を策定・実行し、慈善財団または信託を設立し、その価値観と目的に沿ったインパクト投資の機会を見出せるよう支援いたします。
  6. ファミリーガバナンスと教育: ファミリーオフィスは、ファミリーのガバナンス体制、事業承継計画、ご家族の金融リテラシーの向上について助言する役割を担い、世代を超えた資産の継承を支えます。
  7. 法務・規制面のコンプライアンス: ご家族の資産に関わる複雑な法務・規制上の課題への対応を支援し、必要に応じて外部の法律・税務アドバイザーとの調整も行います。
  8. ライフスタイルおよびコンシェルジュサービス: 不動産の管理、旅行手配の調整、警備、家事使用人の管理監督など、金融以外のサービスもご提供しております。
ファミリーオフィス・サービスの全体像:オペレーション、コンプライアンス、人事・人材、IT・データ

ファミリーオフィスは、いずれもそれぞれ固有のものであり、衛星的な事業体の運営や複数の法域にまたがる投資など、複雑な事情によって形づくられていることが少なくありません。

こうした複雑さにより、ファミリーオフィスが支援する個人からの要請と、ますます高度化し変化し続ける法規制環境からの要請の双方が、絶えず変化しております。

当行の専門知識により、こうした複雑さに対応し、ファミリーオフィスの円滑かつ効率的な運営を支援することが可能です。

当行のプライベート・ウェルス・サービスのチームは、深い専門知識とグローバルな拠点網を組み合わせ、お客様の国際的な資産が、長期的なご意向および目的に沿って、適切に運用され、保全され、維持され、管理されるよう努めております。

当行は、お客様のアドバイザーの皆様と緊密に連携し、お客様固有のご要望に合わせたオーダーメイドのサービスをご提供いたします。お客様の状況や規制環境の変化に迅速に対応できる体制のもと、円滑で法令に適合した資産管理をご利用いただけます。

シングル・ファミリー・オフィス(SFO):費用と手数料

シングル・ファミリー・オフィス(SFO)は、一つの富裕層のご家族の複雑なニーズに専属的に対応する、個別性の高い資産運用および助言サービスの最高峰に位置づけられるものです。SFOの設立には、投資運用、相続・事業承継の設計、税務助言、フィランソロピー戦略、ライフスタイル管理など、幅広いサービス体制の整備が伴います。SFOの運営に要する費用は相当な額にのぼり、これは提供される個別対応サービスの広さと深さを反映したものです。

  1. 初期設置費用: SFOの初期設置費用は、希望するサービスの複雑さや範囲により大きく異なります。設置予算には、法的な枠組みの構築、テクノロジー、事務所および最初の人員採用に係る費用が含まれます。
  2. 運営費用:UBS Global Family Office Report 2024(ファミリーオフィス320社、平均運用資産額約13億米ドル)によれば、オフィスの運営そのものに要する費用は、年間で資産の約0.34%から0.45%であり、規模が大きいオフィスほど低くなっています。これとは別に、運用報酬が加わります。運営費用には、従業員の給与、法務・財務に関する助言に係る専門家報酬、技術の維持管理費、オフィスの運営費が含まれます。

マルチ・ファミリー・オフィス(MFO):費用および手数料

マルチ・ファミリー・オフィス(MFO)は、複数の富裕層ファミリーのニーズに応える協働型の資産運用アプローチをご提供します。MFOは資源を共有することで規模の経済を実現し、シングル・ファミリー・オフィス(SFO)と同様の包括的なサービスを、ファミリーあたりより低いコストで求めるご家族にとって、費用対効果の高い選択肢となっています。

  1. 初期参加費用:シングル・ファミリー・オフィス(SFO)の設立に相当する開設費用は生じませんが、マルチ・ファミリー・オフィス(MFO)に参加する際に初期費用が発生する場合があります。これらの費用は、ご家族のポートフォリオをMFOのプラットフォームに統合するためのものであり、ご家族の資産・事情の複雑さに応じて異なります。
  2. 年間手数料:マルチ・ファミリー・オフィス(MFO)は通常、運用を受託する資産に対する一定の割合を年間手数料として請求し、その割合は資産額の増加に応じて低下します。この手数料体系は、専任のシングル・ファミリー・オフィス(SFO)を運営する場合の費用と比べ、個々のご家族にとって一般に経済的です。このほか、MFOは個別の案件ごとに特定のサービスについて費用を請求することがあり、利用するサービスに応じて費用をさらに調整することができます。

シングル・ファミリー・オフィス(SFO)とマルチ・ファミリー・オフィス(MFO)には、それぞれ資産家のご家族のニーズに合わせた独自の利点と費用構造があります。SFOとMFOのいずれを選択するかは、ご家族の規模、ニーズの複雑さ、専用性への要望、およびコスト面の考慮によって異なります。SFOは卓越したカスタマイズ性とプライバシーを提供し、MFOは共有リソースを通じて幅広いサービスを費用対効果の高い形で提供します。お客様におかれましては、決定の前に、長期的な目標、金融面・非金融面のニーズの規模、および資産運用サービスに充てる予算を慎重にご検討ください。

当行のファミリーオフィスは、ご家族のご希望やご要件に応じて、社内の専門家チームまたは外部の専門家に委託して運営されます。チームには、運用担当者、税務・法務の顧問、リスク管理の専門家、その他、資産運用および資産保全のさまざまな分野に精通した専門家が含まれます。

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ファミリーオフィス

とは、単一または複数の家族の資産を管理し、世代を超えて資産を維持・成長させることに重点を置く組織です。ファミリーオフィスは通常、次のような複数の機能を担います。

  1. 資産の構造化と分散:ファミリーオフィスは、不動産、株式、ヘッジファンド、さらには森林や土地といった特殊な資産など、さまざまな資産クラスにご家族の資産を配分することで、資産を構造化いたします。この分散により、元本の保全を図り、市場変動に伴うリスクの低減を目指します。
  2. 保守的な投資方針:ファミリーオフィスは通常、安全性を重視した投資戦略を採用します。その主たる目的は、成長の機会を追求する前に元本を守ることにあります。この保守的な方針により、ご一族の資産が将来の世代にわたって維持されます。
  3. 思い入れや家系の継承に基づく投資:ファミリーオフィスは、森林のように、一族にとって思い入れのある資産に投資することがあります。資産家にとって森林の所有は、家系の遺産を象徴する情緒的、あるいはロマンを伴う営みとなり得ます。ドイツなどの国々では、森林が何世代にもわたり一族内で保有されることが多く、高い収益が見込めない場合もあるため、一部のファミリーオフィスは、中央アメリカや北欧などの海外にこうした投資先を求めています。
  4. 高度な投資システムの活用:ファミリーオフィスの中には、アルゴリズムに基づく投資モデルを採用するところもあります。これらのシステムは、世界の経済情勢に基づき、「信号機」のような指標(青は投資、赤は保有継続)を用いて、感情を排したデータ主導の判断を行います。その狙いは、市場危機の局面においても安定性を維持することにあります。
  5. 過度な保守性に対する批判:過度に保守的な投資戦略は、イノベーションや社会の進歩への貢献を妨げかねないとの指摘があります。資産の保全は不可欠ですが、がんやワクチンの開発など、新技術や研究開発に積極的に投資することは、社会的にも収益面でも大きな好影響をもたらし得ます。アンドレアス・シュトゥルングマン氏とトーマス・シュトゥルングマン氏の兄弟をはじめとする一部の富裕層は、画期的な医学研究に投資することで、その一例を示しています。

要するに、ファミリーオフィスは、慎重な組成と保守的な投資によって一族の資産を管理・保全し、場合によっては情緒的な資産や先進的な投資技術も取り入れます。もっとも、資産の保全と、イノベーションを促進し地球規模の課題に取り組む積極的な投資との均衡をどのように図るかについては議論が続いており、その結果として投資収益率をより高める可能性も生じております。

ファミリーオフィス向けバンキング体制

ファミリーの資産が収益不足によって損なわれることはまれです。損なわれるのは、仕組みが整っていないためです。

ファミリーオフィスが機能ごとに銀行取引を分ける場合、ガバナンスも自然に整います。オフィス自体の運転資金、それとは別に保有する投資資金、取引口座から切り離した有価証券・貴金属の保管、コルレス網の広さを基準に選んだ取引関係を通じた国際決済、そして個人名義の構造とは別に銀行取引を行う法人保有資産や特別目的会社。こうすることで、連結は過去の記録を掘り起こす作業ではなく、通常の報告業務となります。

この区分は、事務上の細かなこだわりではありません。ご家族が、常に最も都合の悪い時期に生じる三つの問い、すなわち、何を保有しているのか、それはどこにあるのか、そして誰がそれを動かす権限を有しているのかに、どれほど迅速にお答えできるかを左右するものです。

当行は、ファミリーオフィスおよびそのアドバイザーの皆様とともに、その分離の仕組みを設計し、世代間の承継、管轄の変更、基礎となる資産構成の変化があっても、これが維持されるよう取り組んでおります。

バリュー投資

成長株投資

モメンタム投資

インデックス投資